どうやら，病気にかかってしまったようです．病名は「るるロス」と診断されました．しかも重度の。ともあれ，この月報形式ブログも残り４回（うち1回は帰国後）となりそうです．
今月は人との別れの多い月でした．UKへ発つ前の半年間だけど部下であってくれたＩくんが3年の短さでアカデミックへ戻られたり，敬愛する先輩の何人かが会社を去られたり，大して付き合いが長いわけでもないのに目をかけていただいていた先輩が実は1年も前に他界されていたことに気づいていなかったり...．完全他人だが影響を受けた田村正和さんをはじめとする有名人の訃報も結構ありましたよね．
（いろいろ積みあがっているので，今月はこのくらいで．どうせ，午前－日本，午後－UKの二重生活で忙しいが空回りしていただけの日々だったし．続く文章はつぶやきですからお気になさらず．デジタル社会でも気持ちを記録する技術がないから，少しでも忘れないようにしたいだけです．）
そこへ追い打ちのように「るるロス」です．るるさんは直接のお知り合いではないのですが，コロナでUK蟄居生活するの中で勝手に心の支え(？)にさせていただいていた何人かの一人です．つい何時間か前を最後に，金輪際，遠くからお見掛けすることもかなわぬことになりました．30時間におよぶ「帰ってきた魔界村」クリアという伝説を残して...．あなたはゲーム配信者の鏡です．こんなところで何なのですが，いつも穏やかな鈴の鳴るような声と，自然体でありながら最強なメンタルに敬意を表し，心から「ありがとう」．心配していた健康面が「卒業・引退」の直接の原因ではなかったことが何よりです．不条理な引退事情が”ポジティブ”だと言えることも理解できました．であれば，心から今後の幸せな人生をお祈りすることと、「忘れるまで忘れない」ことが，できることのすべてです．
．．．理屈ではそう思っても，全治3か月ぐらいでしょうか．正直にいえば「なんとかならんのか」と，魔界村の後の3日間は＊酒なしには＊食事ものどを通らなかった(笑)．すると，完治するのは私がUKを出る時期ぐらいということか...．
思えば，約3年前にUKに発つ前の数か月間も，人との別れの多い時期だったことを思い出します．それがUK赴任を決めた原因の一部でもありました。その頃，別れゆく人たちが残していってくださった言葉があれば，続く3年間何があってもやっていけると思った気持ちはだいぶ風化してしまいました．やっぱりあの時，「記憶が残しておけたなら」，と思ったのは正しかった．UKで出会った人もあるわけですが，コロナも影響して，入りと出を考えると，どうしても出ていったほうが多いな，ってことになりそうです．
もう，何をしたいのかよくわからなくなってきたのでこの辺で．
