晴”乗”雨読 - Sunny Rides, Rainy Reads

ロンドン駐在経験のある50代ライダー。心を入れ替えて晴”乗”雨読!

September 2019

先月,次月の予告をするのを忘れてましたが,今月はこんな感じでした.

  • 夏休み
  • ポーランド出張
  • 今月の飲み会
  • 自炊
  • 交通違反恐怖症
  • 洗濯機の故障の続き
  • 少しだけ仕事のこと

 

夏休み

論文投稿で疲弊したのでリフレッシュしたかったので,長めに夏休みを取得することを考えていました.元々は,2回の週末を挟んで12連休のつもりだったのですが,社長に相談すると,後ろの3日間を出社してほしいとのこと.このうち2日間は,ポーランド出張の予定がちょうど決まったためとのことで,業務上妥当な依頼ですから受けいれることにしました.ですが,残る1日は手違いで私のところにだけ開催案内が来ていない打合せだったので,変更できないと主張して休むことにしました.それだと10連休なので,日本とあまり変わらないですが,まあよしとしました.

前半は近場,後半はアムステルダム,と考えていたので,初日はまず,後半のアムステルダム旅行の手配を済ませました.また,夏休みといっても完全休息ではなく,仕事をしていたのでは手がまわらない個人的なスキルアップの件で,さまざまな交渉を日本との間で片づけました.この件の詳細は略しますが,上司のおかげで新旧所属間の合意形成や人事との交渉が速やかにできたをとても感謝しています.日本の関係者との交渉は,時差が影響したり,締切があるにもかかわらずレスポンスが思うようにもらえなかったりで,かなり気を揉みましたが,無事に済みました.

そして,アムステルダムへ旅行までの3日間は,無為に過ごすのではなく,1日仕事、1日観光、1日休息,と考えていました.だから,休暇なのに仕事をしてご苦労なこと,同僚には思われていたようです.1日の観光ではストーンヘンジに車で日帰り旅行をしました.セブンシスターズよりも短い時間で行き来でき,それなりに感動はありましたが,正直言うと案外ガッカリスポットかも?言ってしまえば,英国版の縄文の里みたいなものです.Barclays Reward のおかげで入場料20ポンドは無料.周囲には何もないようなところなので,併設の博物館の喫茶店で昼食.Pasty はパイ生地の間に具を挟んで焼いた,いかにも英国チックな B 級グルメ.食べてみたかったのだけど,なかなか機会がなく今回初めて.肉、野菜、チーズの種類があるなかで肉を選択.思ったとおりの味で,とりわけ旨いわけではないですが満足.

アムステルダム旅行は別にアップしたので,よろしければそちらをどうぞ.

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ポーランド出張

夏休みから復帰した当日からポーランド出張です.5名で Warsaw から車で 90分ぐらい離れた Lodz へ移動しましたが,車窓から見える景色は旧社会主義の香りがプンプンです.飾り気のない団地風の鉄筋の建物,路面電車.宿泊したホテルは赤煉瓦の巨大な建物で,ロビーだけでなく部屋の天井が非常に高く,おそらく4m 近くあったと思います.どうみても工場を改装したとしか思えなかったのですが,実際そのとおりで,かつて Lodz は織物産業が盛んで,それが衰退した後に残った建物が今ホテルとして営業しているとのこと.内装は新しく,周囲も再開発でレストランがたくさんあり,人気で高評価のホテルのようです.

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ロンドンからはフライトで3時間弱,車の移動を含めると早朝に出発しても午後にしか到着できないので,1泊だけの出張だと観光する時間はゼロ.現地通過に両替する必要もありませんでした.切絵が有名らしく,売っていたら切絵のカレンダーを買って帰ってほしいと家族にたのまれたのですが,残念ながら空港のギフトショップのどこにもありませんでしたので,切絵の柄っぽく見えるティーポット,コースター,鉛筆,マウスパッドなどを購入.日本に持って帰ります.

今月の飲み会

日本から新プロジェクトのキックオフのために2名がロンドンを来訪しました.社長が2日目の夜にイタリアンはどうかなあ,と言ったので,1日目はスペイン料理をと思ったのですが,当日で参加者が多いために予約が難しく,結局ピカデリーサーカスのイタリアンに.結果論ですが,2日目は昼にインド料理となったので,イタリアンで悪いことはなかったです.ワインが好みにあった新しいものに出会ったのだけど,この写真のリストのどれかのはず.今度,ワイン屋さんで買って飲みくらべてみたいですが,全く同じものには出会えないのでちゃんと見付けることができるかどうかは疑問です.

  • Lugana (Pratello, Turblana, Lomardia)
  • Vermentino | Fori (Pala Vermentina, Sardegna)
  • Flano (Codici Masserie, Flano, Puglia)
  • Custoza (Casaretti, Garganega - cortese, Veneto)
  • Campogrande Orvieto Classico (Santa Cristina, Malvasia - Grechetto, Umbria)
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余談ですが,I田さんが渡航直前に足を怪我したこともあり,オフィスからホテルまで車で送り,一旦自宅に戻ってからバスでレストランに向ったのですが,このバスの運転手のヒドいこと.本当に自転車を轢くつもりだったとしか思えない.自転車の人,睨んでました.また,翌週もバスを使いましたが,この運転手も同様にヒドかった.運転が粗い人は少なくないのですが,この 2名は悪意どころか殺意まで感じるほどヒドいやつらでした.乗っていても本当に怖かった.辞めてほしい.

また,9月で F屋さんが 5年にわたる駐在を終えて帰国なさいます.彼女は現地採用のメンバーから一番信頼されていて,送別会には OB も多数参加していました.Thomas は元気そうだし,あいかわらずいつも笑顔.Joao は来られなかったようですが,一度だけ会ったことのある Edualda も来ていました.店はいつもの Ealing Broadway にあるハンバーガーがオススメの Pub.でも今回はステーキを食べてみました.

自炊

夏休みがあったり,営業さんと顧客訪問のため,午前中まで自宅待機する日があったりと,昼ごはんを自炊する機会が多い月でした.これまで決まったものを作りおきして食べているのに飽きてしまい,レパートリー拡大にトライ.もやし,ネギ(spring onion),ハムなどは日本と変わりないものがスーパーで手にはいることがわかり,次の料理を作ってみました.

  • キュウリとハムのポテトサラダ
  • 鳥モモ肉のキャベツ炒め
  • キャベツとツナとニンニクのスパゲティ
  • もやしとネギと挽肉のあんかけラーメン/ご飯
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卵が冷藏庫にあったにもかかわらず,ポテトサラダにはゆで卵を入れるオプションがあったのを忘れていました.鳥肉は,どういうわけかモモ肉が売られていないときが多いので,見つけたときは買って冷凍しています.冷凍庫が鳥に占拠されはじめたので,これを消費するため,キャベツを買って二品つくってみました.最後は,Wagamama (和食チェーン店) の料理がひどいので.店員さんはフレンドリーで悪気はないのだと思いますが,料理のほうは申し訳ないのだけどワガママとしか言いようがありません.それで,とうとう日本食品店でラ王を買ってしまいました.5袋で6ポンドぐらいだったと思います.日本で買うと300円ぐらいだと思うので少くとも2倍の値段です.エッグヌードルとスープストックでの味噌ラーメンのレシピを見つけたのですが,大分手間がかかりそうな気がしたので….もちろんご飯にかけて丼物にしてもイケます.

日本出張のまえに冷藏庫を空にして霜取りをしたかったのですが,惜しくも間にあいませんでした.英国に戻ってきたらやることにします.

交通違反恐怖症

これも先月,自動車の故障を修理した帰り道でバスレーン走行したために罰金を払いましたが,その後どうも郵便物が届くと,また何かやらかしたか,と少しだけビクビクするようになってしまいました.10月に日本出張を控えており,その際に運転免許更新をしたいので,DVLAから日本の運転免許が返却されるのを待っており,郵便物を心待ちにしながらも,違反をしていないか怯えるという矛盾.もちろん,違反をしないようにしていますが,何しろたてつづけに車で日帰り旅行をしたり,コインランドリー通いや,出張者の送迎のための路上駐車をしているので.無知による失敗は避けようと英国の交通ルールを調べはしたものの,不慣れはどうしようもなく.特に,セブンシスターズの帰り道では,スマホのカーナビアプリの言う通りであったとはいえ,市街地でもだいぶ真ん中を走ったので,ULEZ (Ultra Low Emission Zone) を通っていなかったかが最も心配でした.ULEZ を通ると,私の車は旧型のディーゼルなので,ほんの一瞬でも極めて高額な罰金が課せられます.幸い,今のところ罰金の請求はされていないので,そろそろ大丈夫なはずです.

それはさておき,近所の大型スーパーの駐車場に停車して戻ってみて気づいたのですが,後部に垂直に細い筋状のヘコミがありました.何にぶつけられたのか,本当にこの駐車中だったのか,定かではないのですが,どこかでやられたような気がします.保険を使うとむしろマイナスになりそうなので請求しないですが,車がヘコむと,心もヘコみます.旧型のポンコツとはいえ.

洗濯機の故障の続き

洗濯機が故障し,自家用車でコインランドリーにいくというヘンなことになりました.8月に書いたところまでだと,大家さんの対応が悪いながらも業者の手配まではできて一件落着,となりそうな感じだったと思いますが,さにあらず.業者は留守中にポーターから鍵を借りて自宅に入り,修理をして帰るという段取りだったはず.ところが,当日の朝5時前にやかましいベルが鳴ります.就寝中だったので.一旦は,やかましい音がおさまりました,火事か何かかと本当に思いました.そんなわけはないのですが,気のせいだと考えることにし,起床時間までの貴重な30分を寝なおすことに.しかし5分後,再びベルが.インターホンだと気がつき出てみると,ポーターが洗濯機の修理に来たと言います.なんでこんな時間に?と言うと,業者に代わると言います.話したくなかったのですが,約束の時間だから5時に来たとのこと.5時に来る修理業者など聞いていない.帰れ!と答えました.もちろん,その日,修理業者の訪問は予定されていますが,8--16時の間と伝えられているという意味では嘘は言っていません.

非常識な訪問で叩き起こされ,自宅にいながら無防備かつ完全に不利な状況で修理をしてもらうなど考えられませんでした.正直言って,無駄足を踏ませてやる,という気持ちはありました.そんなことをすれば洗濯機の修理が終わるのがさらに先のことになるとしても.そんなわけで,この件で不動産屋さんに苦情を伝え,業者の再手配をしてもらい,修理が完了するまで,故障から1ヶ月を要することになりました.だいたい,5時に訪問できるのであれば,最初からそう言ってくれれば,できるかぎり早く修理してもらうことだって可能だったはずです.2回目の修理手配では,時間調整のためだと直接電話はかかってきました.ということは,大家さん経由でなく直接修理依頼してよいのであれば,伝言ゲームをバイパスして,もっと早く修理を終えることもできたと思われます.ポーターはポーターで,鍵を開けてやってくれと頼んでおいたのに,ちゃんと引き継ぎをしないから運転中に電話はかかってくるし.もうちょっと,ちゃんと仕事をおやんなさい.本当に,頭が悪いとしか言いようがない.

さらに,洗濯機は直った直後だけ良好に動作しましたが,その次からは再度,タッチパネルは調子が悪いです.また修理を呼ばなければならなくなる可能性があると思います.また,業者を中に入れるときにポーターが立ち合ったらしいのですが,不動産屋から天井の空気ダクトから水漏れがあると指摘されました.これは全く気づいてなかったので,教えてもらってよかったといえますが,厄介なことには違いがないです.後日,ポーターが建築業者を連れて視察に来ました.テナントには何も事前に知らせずに.たまたま在宅だったので問題なかったですが,不在だったらどうするつもりだったのでしょう?ポーターが鍵を持っているとしか思えません.そして,勝手に部屋に入るつもりだったのでしょう.これは不法侵入ではないのでしょうか?問い質しておくべきでしょうか?

少しだけ仕事のこと

オフィスからさらに西に少し行った Slaugh というところで,1日幹部会が開催されました.もともとは夏休みで譲歩しなかった1日に設定されており,出席しない算段だったのですが,諸事情で日程変更となり,正直なところ残念ながら出席できることになってしまいました.今後,半年に1度,オフィスを離れてチームフォーメーションを含めて開催することになりました.

正直,こんな打合せをやるよりは,もっと日頃から社員を大切に扱ったり,裁量を与えて活躍の幅を広げるようにサポートすることのほうが大事です.それが逆に,この打合せでも人を吊しあげたりして,ますます期待と現実の差を広げてしまっているのでは?なぜこの打合せがイヤだったのか,無駄だと感じ,参加できないことを幸運に思っていたのか,文章にしてみて分かりました.機会をとらえて,この主張をしてみようと思います.社長はこれに気付いていないようだから,教えてあげる必要があります.今回は,私を吊るし上げられる番だったようであり,半分は「何バカなこと言ってんの?」という答えをして退けたと思いますが,残る半分は揚げ足取りを食らいました.別に気にしませんが.

天気もよかったし,会場は悪くなかったです.偶然,結婚式をあげている家族もいました.