晴”乗”雨読 - Sunny Rides, Rainy Reads

ロンドン駐在経験のある50代ライダー。心を入れ替えて晴”乗”雨読!

October 2019

今月はこんな感じでした。

  • 第1~2週:日本出張、
  • 第3週:帰国翌日に予定していたマドリッド出張は台風の影響で1日削られ、ストレスフルな成果評価面談を2日でやろうと思っていたところが1日に密集し、濃密なストレスな日々を過ごし、かつ赴任1年ということで、様々な更新手続きで出費がかさみ、
  • 第4週:翌週は待ちかまえられていた営業支援、部下の相談攻め、日本からの無茶振り対応、
  • 第5週:最終週は自己啓発のプチ締め切りのために2日間あらゆる打ち合わせをシャットアウトして間に合わせる、

という超ハードスケジュールでした。もう疲れた。

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マドリッド定宿から朝焼け.今回は初めてIBERIA航空の機体.BAよりエンタメが充実!

台風15号に続く、19号、さらに21号でしたっけ?とにかくたくさんの災害に襲われる中、ラグビーの快進撃には励まされましたね。日本滞在中、スコットランド戦は本当に手に汗握りながらテレビ観戦しました。知人の中にも親戚が被害にあわれた方、避難所へ避難された方などもあったようです。それと、即位の礼増税もありました。BREXITは12月中旬から1月末までのどこかになりそうです。

来月はしょっぱなからミュンヘン出張。そのあとは不確かですが日本出張の可能性が少しあり、仮に日本へ行かなくても日照時間が次第に短くなったくらーいくらーいロンドンでくらーいくらーい来年度計画の話があるなか、どうしても自己啓発だけは達成しなくてはという目入る話ばかり。自殺しないように気を付けないと。

日本出張

5か月ぶりとなりました。3か月までは正直言うと、そろそろ帰りたいなあと思わないでもなかったですが、それを過ぎるとその気持ちは薄れてきましたね。半年近く開けると、だいぶ日本のことが分からなくなります。もちろん仕事のことです。変わったなあ、進んだなあ、と思うことが多々あり、とにかくたくさんの打ち合わせをして人と会い、情報吸収に努めました。というと、そんな出張目的はだめだと言われてしまうんですが、こういうことが実は一番大事。

免許更新

今回、2つの私事を片付けたいと思っていました。一つは持病の片頭痛の薬の処方。これは半日で済みます。もう一つは日本の運転免許の更新。これがまったくもってひどい。誕生月が8月なので、10月では更新₍失効₎かつ紛失扱いとなります。なぜなら、DLVAに英国免許は発行してもらいましたが、日本免許が返却してもらえなかったからです。事前に調べ、考えうる様々な証明書をもって免許センターへ出向いたところ、失効の妥当な理由(その時期在英)の証明として、入出国履歴が必要で、通常はパスポートのスタンプで確認するとのこと。ところが、前回の出国時に自動ゲートを通ったためスタンプがない。そのひとつ前の出国スタンプがそれでだと言えばよかったのですが、はじめは何でスタンプがいるのかよく理解できていなかったので真面目に答えてしまったので。。。霞が関の入出国管理庁で写しを入手しろというので行ってみると、発行に1か月要するとのこと。免許センターでは印刷された案内図のメモをもらったのに、当日入手はできないとは言われませんでしたが?なんなんだ、このできているようで逆にダメな連携は。おそらくその理由は、後述の投書に本名が必要なことでは?ここで、それでも申請すればよかったのですが、若干冷静さを失っていたのか「だったら今回の出国の時にスタンプ忘れずにもらえばいい」と思ってしまい、申請をやめました。これが大きな間違い。7~9月の不在を証明するのに今回の出国は無関係です。後で気づいて、郵送かつ家族の代理での手続き方法を調べますと、「住民票の写し等」なるものが必要です。在英しているので住民票はありません。ただ「等」って何なんだと思ってさらに探ると、「除票」が使えそうです。しかし結局これではだめで、入出国管理庁によれば「今回の申請期限(たかが2週間ぐらいしかない)までに在留証明の原本」が必要とのこと。最初にそう書いといてくださいよ。住民票がない人が来る可能性、結構高いはずでしょ?これはリモートでは申請無理と言っているとしか思えません。だいたい、在留証明は普通は赴任後まもなく取得すべきもので、発行に関して期限をつけられては何もできないに等しいです。こうなると、霞が関で申請しなかったことがとても悔やまれます。明日考えようと思いますが、もう駐在を終えるまで日本免許は持たないことになるかもしれません。

警視庁(免許センター)にしても、入出国履歴が必要なことは一言も書いてありません。結構はまりポイントのような気がしますので、投書しとこうかと思ったら本名を明かさないと投稿もできないんですね。だめですね。

台風19号Hagibis

出国予定の10月13日、関東地方を台風19号が通過しました。9時ごろのフライト、自宅を5時ころ出発してリムジンバスで、と予定していたので、台風が通過した直後であろう、影響は少なかろうと思っていました。台風通過後という予想はそのとおりでしたが、台風が大きすぎました。どうも13日は羽田、成田とも閉鎖だったようです。今回はJAL共同運航なBA便だったのですが、1日2便あるJAL便は欠航にもかかわらず、BAは32時間遅延扱い。何も手続きをしなくても、待てば乗れる、という状況だったのはラッキーと言えるかもしれません。ただ、遅延の第一報は19時間遅延で、その5時間後ぐらいに32時間遅延となったのですが、24時間を超えてしまったので、8時間遅延で済んで、第一報よりも早まったかのように見えなくもないアナウンスの仕方でした(iPhoneアプリの場合です)。画面上部にsorry delayed over nightと記載あったうえですが、出発時刻がscheduled 9:00とdelayed 17:00と書いてあるので、混乱しやすいです。慣れた人なら、第一報より早まることはないと気づくわけですが、そうでなかったらわからないですよね。空港へのバスに乗る前に気づきはしましたが、バスのキャンセルは間に合わず1500円ぐらい無駄にしてしまいました。台風の影響が1500円で済んでラッキーだったというべきでしょう。ラグビー観戦の帰りと思われるスコットランド人や、観光客のなかで、やっぱり13日に出発できると思った人は少なかったようで、あちこちで「昨日空港に行ったけど明日こいと言われた」という声が結構聞かれました。空港は長蛇の列で、さすがBA様は客がどれだけ列をなしていようがfairな待ち行列を作ることには全く関心が無いようでした。明日こいどころか「おとといきやがれ」ですw。

飲み会

滞在中の飲み会は結構多めでした。1つキャンセルがあっても4回だったので、計画上は2日に1回は飲み会というわけです。

1回目:日本に来てまでインド料理行きたくないです。ただ、宗教上の理由がある参加者がいるのでは仕方ないですね。ハラルは日本でも増えてきていると店員が言ってましたが本当でしょうか。。。

2回目:インナーばかりのカジュアルな会で日本酒はよかったですが、ここに行きたいといった同僚がこの店が気に入った理由がよくわかりません。もっといい店あるよ?

3回目:てんぷらのお店でした。ロンドンの夏は、野菜がまあまあおいしいので(個人の感想です)、天ぷらが食べたかったのですが天ぷら粉が無いというジレンマがありました。それもあって楽しみだったのですが、胃もたれしますね…

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日本酒利き酒セット.1セット目は決まったものを飲まないというずるい,いやうまいルール.残りは天ぷら屋さん.

4回目:大先輩2名との会食。今回はごちそうさせていただきました。いろいろなお話をしましたが、「人種差別を受けた」と思った経験はあるかというはなしが出ました。ほとんどないですが、いくつかの不愉快な思いをした経験のうち、これはもしかしたら、というのは無くはないのかも…

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おいしいけど,UKでも同じ価格,マドリッドならもっと安く,同じレベルのものが食べれそう.ワインもそれほど...アンジャッシュの人も来たことあるそうですが.

ガジェット

Slingboxを自宅に設定してきました。スマホで日本のHDレコーダーを操作でき、見ることができるようになりました。というのも、VPNは結局、Abema TVもAmazon Prime Videoもシャットアウトしていて、日本の番組・コンテンツへアクセスできないんです。音楽はいいのに、なんでTVコンテンツはダメなのか…4万円もしましたし、操作性は悪いし、家族との同時操作はコンフリクトしますが、まあ満足です。

ただ、個人でVPNサーバーを上げることはできるようで、ここまではAbemaもAmazonも対応できていないかもしれません。もしそうなら、Raspberry piを1つ買うぐらいで済んだのかもしれません。でもいいです。次の帰国時に試してみたいと思います。

しかしSlingboxはいい意味でローテクです。ネット越しにリモコン操作できるだけなんだから。こういう方式は、VPNアクセスを切断するようなこととは全く無関係(自宅でリモコン操作することと実質変わりないSlingboxのこと)な手段はいいとこついています。

Youtube Primeもお試し3か月で加入しました。フライト中にYoutubeを見たかったからです。出張のある月だけ契約するようになる気がします。

お土産攻撃

今回、出張土産はWaitroseで買えるDuchyのクッキーをたくさん買っていきました。以前UK駐在していたG藤さんからこのノウハウをお聞きしたので、彼には2つお渡ししたところ、喜んでいただけてうれしかったです。

古巣の若者たちにザクッと買っていくのもいいですが、今回のように、打ち合わせがたくさんあると、議論していただいた方に絞ってお土産をお渡しするのもいいな、と思いました。

フライト中

見た映画、読んだ本の記録です。まず映画。

どれもこれと言っておすすめというわけではありません。続いて本。

「ヒトごろし」の続きのような話です。京極党にはお勧めしますが、すでに読んでいることでしょう。

マドリッド出張

台風の影響で、現地スタッフの支援でフライトと宿泊の調整ができ、1日短縮でマドリッド入りしました。今回、成果評価面談と調整会議が主な目的で、上にも下にも針の筵というのが正直なところです。しかも全部英語で主張しなければならない。こういうところで戦うと、語学は鍛えられます。戦闘モード全開の場合に限りますが。日本語でもなんとかなるなんて思っていれば、それは成長になりません。

戦った後には、ポジティブな方向を見出したいですね。向き合わなければできないことです。これは私の会社人生の唯一の自慢ですが、部下にそっぽ向かれたことはありません。今回もそれはできたと思いますし、今の駐在員の中でということなのでしょうが、お前が一番信頼できるからお前になら話す、といってくれた人が何人もいました。私の財産です。英語に関しては、very goodと言われます。excellentとは言われないんですねw。まだまだってことです。

今回は特別珍しいもの食べに行ったりする時間はありませんでした。また次回ね。

更新手続きまとめ

色々更新。出費がかさみました。

  • 賃貸契約(Tenancy Agreement)。これは家賃の上昇以外に特別出費なしです。手続きとして自動引落し(Standing Order)をスマホで申請しただけです。
  • TVライセンス。自動更新で手続き不要。159.50 GBP/年。
  • JAZ更新。日本ではJAFのようなサービスです。135.00 GBP/年。
  • MOT+A Service=219.99 GBP/年。車検に相当します。車検は通りましたが、ガラスのチップ(欠け)、後部タイヤの摩耗、ワイパーブレード、エアコンのガス交換の指摘事項がありました。全部やると400GBPぐらいかなあ。
  • 自動車税。260 GBP/年。先にMOTしとかないと支払えません、逆にMOTしてあるとそれに気づかない。
  • 自動車保険。1023.81GBP/年。これが一番大きいですね。バスレーン走行の違反で罰金があったので、知らせなければならなかったのですが、知りませんでした。電話したら、consil matterだったら減点にならないので不用とのことでした。

その他

第3週は仕事ばかりしていたので、書いても退屈です。営業さんと一緒にお客さんのところへ行ったこと3回。孤独な自己啓発。。。営業さんのところに教育コースで2か月ロンドン滞在する若手と面識を得ました。どうも、一年前に3週間滞在していた同じゲストハウスに住んでいるらしい。

最後に仕事のことですが、もう日本本社はいい加減にしてほしいぞ。グローバルとか言いながら、根っこが現地の人には見透かされてます。結局、グローバルなんでてめえらにはできねぇんだろうと。それでも何とかしようという現地採用の人たちのwillには本当に頭が下がります。本社上層部はもっと発言に配慮する必要がある。「現地にやらせろ」という発言を、ローカルの人が聞いたとしてもたいしたことはないが、むしろ本社の若手のマインドに悪影響を与えているのがわからないんだろうか。トップに近い人たちほど、足元の若手の耳を気にする必要がある。ガキ大将ですら、手下の目を気にする(した)というのにこの為体。恥ずかしいプレゼンを来月ドイツでやったら鼻で笑ってやるからなw。