晴”乗”雨読 - Sunny Rides, Rainy Reads

ロンドン駐在経験のある50代ライダー。心を入れ替えて晴”乗”雨読!

July 2019

早くも7月が終わり.10月の赴任からはや9か月.不動産屋からフラットの1年契約を更新する気はあるかと問い合わせあり.もうそんなになるか.5月に日本からUKに帰国してからは3か月.10月の初旬まで日本出張の予定なく,順当なら5か月の間,日本を離れていることになる.今週はこんな感じ↓

  • 自社イベント@Hammersmith
  • マドリッド出張
  • カムデンタウン観光

少ない.仕事ばかりだった証拠.いつものように仕事の話は最小限にしたいが,ようやく2名採用できる見込み.あと4名採用枠がある.一方で,採用が思うように進まないのでcontractorにソフト開発を発注したが,取引実績のある業者に依頼したにもかかわらず,とてもひどいのが来た.電話インタビューの時から怪しいと思ったのだが,リーダーが彼でよいというのでOkしてみたらこのありさま.焦りがあったんだと思う.3日でクビにした.リカバーは考えなくちゃならない.

先月パリ出張で35度以上という話をしたが,7月も欧州を熱波が襲う.パリが一番ひどそうだが,ロンドンもそれなりに熱い.というよりオフィスのエアコンの故障を何とかしてほしい >大家.UKに来てから,自分は寒がりなんだということがわかってきたのだが(日本は四季がはっきりしているので自覚が難しい.基本寒いか涼しいところだと,それが堪えるようなら寒がりだと言える),その寒がり屋でも最近のオフィスは暑い.夜になると鼻血が出ることもある.自宅に帰っても体が熱いし,それで布団をかけないで寝るので夏風邪をひくなど体調に影響が出てきた.もう夏風邪は治ったが.

 

そんな中,夏枯れで時間に余裕があるので,自ら論文投稿を企画.これはもともと,計画していたことだが,自分が先陣を切ってやるとは思ってなかったような思っていたような.なんにしろ,社長が休みに入るので可能なことだし,部下が思いのほか技術がわかっていないので,いわゆる率先垂範?しなきゃしょうがない.この歳でかぁ.

 

自社イベント

7月初旬にHammersmith Novotelで開催.連動プレス発表するにあたり,今年から承認プロセスが変わったためごたごたがあり,収拾をつけるのにいろいろ闘った.まず発表することを褒めようよ!と思う.すぐ否定的なところから入るのは日本の,または自社の文化の良くないところだよ,と思うよ?欧州に来たから言っているのではなくて,日本にいた時からそう思っていたけど.

イベント期間中は,前日から接待,プレ展示日もゲスト登壇者らを接待,当日は打ち上げ.前々日の有志の懇親会を含めれば4日連続で飲み会は,胃腸に響き,翌週月曜は強烈な腹痛で,一日中,何も食べることができなかった.たぶんこれが夏風邪をトリガー.イベント期間中も,VIPへの案内などで,説明員などする時間もなかったが,一番飯がのどを通らなかった接待の後,一人でHammersmithをぶらぶらしていたら,テムズ川の夕焼けと,ロックの聖地ハマースミスオデオンに偶然出くわしたのはご褒美と思われる.思いたい.若夫婦やカップル向けには超おすすめ!

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テムズ川の夕焼けと色が変わるHammersmith Odeon(現Hammersmith Apollo).

また,イベント期間中に急遽営業と議論.結局,翌週にはパートナー企業があるオックスフォード郊外へ出張.この営業がテキトーなやつで,こいつのプロマネがダメなだけで,彼が非難する技術部隊(別件で世話になっている)がダメなわけではないような気がする.しかも此奴と部下を車に乗せてアッシーくんまでやることになり,研究所が尻拭い.しかも打ち合わせではhard negotiationを迫られるのは私.意味わからん.

イベント期間中はウィンブルドン・ファイナルの前の週で,同僚は行ってみて楽しかったとのこと.結局,自分は足を運ぶ時間はなかったが,図書館帰りにスポーツパブで男子決勝を観戦.フルセットやったので,最後まで観ずに店を出た.ロンドンではフェデラーばかりが応援されていて,隣の女性客に理由を聞いたのだが,興奮していて意味が分からなかった.

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スポーツパブでウィンブルドン男子決勝を観戦with blue moon.フラットから最も近いパブで珍しくつまみを注文.

マドリッド出張

隔月で出張する,と宣言した決意を無意味にしないよう,ちゃんと目的を作ってマドリッドに3回目の出張.運悪くマドリッド空港のストライキにあたりそうなので,前日入り.ほぼフルスケジュールでスペイン分室のメンバーが入れ代わり立ち代わり打ち合わせ.マドリッド入りした1日目の夕食,2日目の昼食・夕食の写真です.2日目は今話題のNHKの番組「世界入りにくい居酒屋~マドリッド編~」で放映されたという店へ連れて行ってもらう.オーナーのじいさんにも会うことができて満足.5月はcoloquetas de jamónとBoquerones Fritosを紹介しましたが,今月はcachopoです.

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Cachopoはスペイン北部の巨大なチーズハムカツ,タコ・じゃがいもの料理,入りづらいというが入れなくはない居酒屋

カムデンタウン観光

そんな胃腸も荒れる7月前半を過ごし,相変わらずの図書館通いにちょっと飽きたので,最終週の週末は何もしないことに決める.フラットにあるプールで初めて泳ぎ,そのあとでカムデンタウンを観光.ここからだと遠くなくて,歩いても行けるのだがバスに乗って,マーケットを見物.カムデンはビールを作っているので,地ビールを一杯飲んで,いつも図書館へ通うときに上を通る運河の水門の様子を眺めて帰ってきた.ほんの2,3時間の気晴らしだが,とてもリフレッシュできた.

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カムデンマーケットの怪しい看板,運河の水門,Camden Hellsはドライラガーで夏場にお勧め

来月は

7月は振り返るとだいぶstressfulな月だった.まだまだ日は高く長いけど,8月はそろそろ日が短くなっていくのを体感するはず.まずは論文を何としても投稿すること.マドリッドへもう一度,という話があるのだけど,これには付き合っていられないかも.組織の人間なので断り切れない可能性はあるが.

8月下旬~9月上旬は,地域の皆さんと同じように夏休みを2週間とる!と宣言しているが,果たして実現するかどうか.自社イベントの打ち上げで同席になったA君(ギリシャ出身)がいうには,コルフ(Corf)やメテオラが欧州随一だ,というし,隣のチームに採用された新人(ポーランド出身)がいうには,ワルシャワではなくクラクフ(Krakow)とヤギェウォ大学の旧校舎がおすすめだという.アムステルダムと,ブタペストにある聖イシュトバーン聖堂は昔からに気になっているし,モスクワも気になる.上司がモスクワにはビザが必要と言っていたのでちょっと面倒.2週間あれば,1週目はUKの田舎やストーンヘンジを,2週目に前記のどれかを観光とかできそう.問題は,日本の家族にこんな楽しい話を黙っていられるかどうかだが,5か月も頑張るので勘弁してもらおう.