午前中，Baker Streetで日本の部下の困りごとを聞いたりメールチェックをした後，上司の代理で「時事通信社ロンドン・トップセミナー」に出席．弁護士，報道関係者，銀行，大使などの取締役クラスの人が，ほぼ月イチペースで集まって昼食＋セミナーをやるというもの．今回の講師は小林恭子（ぎんこ）氏．英国のメディアは，新聞，TV，ソーシャルの三層構造をとっており，新聞とTVについて取り上げて，成り立ち，読み取り方，付き合い方などをお話しいただいた．
午後はいよいよフラットの契約．時間までグリーンパーク→バッキンガム宮殿を散歩．だがやはり落ち着かない．バッキンガム宮殿は，20年前の初めての海外出張の時も来ているはずだが印象が違う．
フラットで待ち合わせ．物件探しをサポートしていただいたH様が急遽お休みとのことで，S様がインベントリ・チェックの立ち合い，設備の説明をしてくださった．ポーターのハッサン，ロイと挨拶．ハッサンは話好きだが，終始笑顔で人柄がよさそう．インベントリ・クラークはChrisさん．2時間前からチェックリストを作成していたとのことで，要点のみ説明いただき，後日リストをチェックする．でも，念のため様々写真を撮っておいた．簡単にこの人とは日本に帰る時にもう一度お会いすることになるかもしれない．
気にはなっていたが，物件自体も内装もちょっと古い．あちこちに鏡があったり落ち着かない．ロンドンの物件には結構多い．壁一面が鏡だった物件を見学したこともあり，速攻で却下したが．目隠しするとか，何か手を講じる必要がありそう．家具などは普通備え付けてあるのだが，無機質な部屋に慣れているのでどうも趣味があわない．食器，調理器具，寝具も，もちろんクリーニングしてあるが人が使ったものを使うことに抵抗があるし，古くて使う気にならないものもある．物置じゃないんだからさ，捨てといてよとも思う．それに，1か月に1度は結構念入りな掃除をしないと水回りが特に問題になるとのこと．よく説明を聞いた．家主の立場が高いのが通常で，どちらかというと日本とは逆．くつろげる家になるかどうか，若干不安がある．住めば都となるかどうか．
